堕落繊細大学院生のつぶやき

日々感じるあれこれを思うがままに書くブログです。

物忘れ

コーヒーの味の違いが判る大人になりたいこの頃.

 

こんにちは.

 

突然ですが,私は物忘れがひどいです.

どのくらいひどいか,というと,合宿場で鍵をなくしていろんな人に迷惑をかけた(そしてコートのポケットから発見された)ことを忘れてしまうくらいで,10年前とはいえ,いやいや体育祭で800m走らされたことを忘れてしまうくらいです.

 

日常生活で人と話した内容を忘れるくらいなら別に忘れることはおかしくないけれど,明らかに苦しい思いをしているのにその苦しい思いごときれいさっぱり忘れていることがなかなか重症だなって思っています.

しかも大体の人は,人から話をされれば「あーそんなこともあったね」と言えると思うのですが,私の場合まるで誰か別の人の話をしているのではと錯覚するくらいきれいさっぱり記憶から消されているのです.

 

実は2年前に書いたブログの内容も今読んで自分ではない誰かが書いたもののように思えて仕方がありません.まあ悩んでいることが今の私と同じということで私が書いたものであろうな,と思えはするのですが.

 

昔からその気はありました.

3歩歩けば自分が何をしたかったのか忘れてしまうし,家族旅行の思い出もだいぶ消えてしまっています.

 

一方で暗記科目は大得意でした.

自分で言うことでもありませんがそこそこいい大学に通えるくらい覚えることが得意です.

 

この現象はなんなのか,家族で考えたこともあります.

 

一つ気づいたことは,「覚えることは得意だけれど,覚えておくことが苦手」ということ.

 

暗記科目は自分から「覚える」行為です.覚えようとして文章を読んで覚えるから頭にしっかり刻まれます.

一方で日常生活で降ってくる情報は覚えようとして覚えることはありません.

上書きされる領域に保存されてしまうのであっという間に消されてしまいます.

 

あともう一つ気づきました.

脳の容量が小さいゆえに,物事を詳細に覚えることをせず,極限まで抽象化して保存しています.

暗記するときもよく考えたら文字面を追うのではなく,自分が納得するまで考えてなるべく覚える量自体を減らしています.

この文字を追うだけでない頭の使い方ができることで,その場の状況をとっさにつかむことができるのだと思います.

そうか,これはちょっとした特技かも.

 

覚えられないがゆえに情報を取り込むことが苦手だけど,少しずつ入れるように頑張らなきゃな,と思う毎日です.