TOEIC
人生で初めてTOEICで720点をとりました.
人によってはそんなの大したことないよ,と思うかもしれないこの絶妙な点数.でも私から見たら世界が180度回転したみたいな奇跡の点数だったりします.
英語は昔から私にとってはコンプレックスで,口を開けば「翻訳機がどんどん進化すればいずれ私たち自身が覚える必要はなくなるでしょ」と負け犬の遠吠えをしていました.
英語ができない,という事実は研究室において度々私を苦しめました.
研究室の留学生とうまく意思疎通ができなかったり,そのせいでゼミで議論ができなかったり.そもそも理系の論文はほとんど英語だから研究するのだって大変.
そして私のこのコンプレックスを深めたのが院試でした.
650点以上が院試免除,だけど点数に応じて加点形式.
当時の私は655点でもうギリギリ超えたくらいのしょぼい点数で,加えてコロナ禍になってしまいやり直しも聞かないままそれを提出することになりました.
同期もみんなそんなもんだったのが不幸中の幸いだったけれど,でも同期の中で最下位の点数で,結構追い詰められました.
その出来事が私の中で英語嫌いを加速させました.
そんな日々を迎える中始まった就活.
「グローバル化」を掲げる企業を見るたびに私は「英語ができないしなぁ」とどんどん卑屈になりました.
自分はグローバル化に取り残された旧人類だ,と責める気持ちにさいなまれることもありました.
思い返せばその時点でTOEIC受けてみればよかったのになぁと思います.過ぎてしまったことだから仕方がないけれど.
なぜTOEICを受けたか.
直接の要因は730点取れれば加点になることを知ったから.実際は,それをモチベーションに英語を勉強して,なんとかコンプレックスを直したいと思ったからです.
結局私は10点届かなくてこの加点は受けられないことになりましたが,それでも720点をとったという事実は私を勇気づけました.だってこんな惜しいところに行けるなんて想像もしていなかったから.
英語は頑張ればできるようになる.苦手でも嫌いでも宇宙語に聞こえても,繰り返し繰り返し聞いてコツをつかめば聞こえるようになるし読めるようになる.
それが分かっただけで私は少し前向きになれます.
案外他のこともそうなのかもしれません.今自分ができなくて首をしめていることも,少し頑張ればできるようになるのかも.
まあその少し頑張るのが難しいのだけれど.
とりあえず試験勉強頑張るぞ!!!!
初心LOVEの「たった一言で世界は変わるのさ」っていい歌詞だよね(最後に書く言葉じゃない)