堕落繊細大学院生のつぶやき

日々感じるあれこれを思うがままに書くブログです。

就活ってほんと苦手だなって思う.

私はこれまで,「自分のやりたいこと」がよくわからなかった.というか今もよくわからない.

この22年間,人の表情を見てその都度欲しい答えを提供して生きてきた私は,ほかの人が何をしたいのか,他の人が喜ぶことは何なのか,についてはとても頭が回るが,自分が何をしたいのかが本当にわからない.

だから向いていることを探すことにした.

 

そしてすぐ壁にぶつかった.

 

私は人に嫌われることが世界で一番怖いことだともう脊髄レベルに刻み込まれている.そんな風に人の目におびえてきた私は,回避に回避を重ねる人生を送り,そのたび自分の無力さに打ちのめされてきた.

例えば,バイトで自分の意見を言わなくてはいけない場面で,勇気が出ずに発言をしないだとか,偉い人に使い物にならないと思われたくなくて役職に立候補しないだとか,偉い人とそもそも会話ができない,とかね.

リーダーシップを発揮しなきゃいけない場面でもチームメンバーが面倒くさいと思うことを強要したくなくて,結局全部自分でやろうという発想にいたり破滅したことは片手じゃ足りないほど経験してきた.

 

この時点で文系就職はだいぶきついなぁと思っていた.しかし理系就職が向いているわけでもない.

同じ作業の繰り返しは発狂してしまうし,終わりのない探求に恐怖を感じて一か月くらいご飯の味がしなくなることがあった.

 

さあ,どうしたものか.

 

私が私で輝ける場所なんてあるのだろうか.

 

そんなことを考えていた時,友達に

「気を遣える相手は一人だけじゃなくてもっと多数に対しても気を遣えるんじゃない」と言われた.

 

なるほどなと思った.

 

私は人に嫌われたくない,人に好かれたいと思ってここまで来て,そして実際目に見えて嫌われたことは幸いない.つまり人に気を遣う,という部門においては胸張って得意と言えるのかもしれない.

今は自分の存在が自分の中で大きすぎて,本当に気遣えていると思えないけど,自分の存在を徐々に小さくしていけばもしかしたら誇るべき長所になるかもしれない.

 

他の人をもっと純粋に想って流れを読む練習から始めてみようかな