男女の間の友情
男女の間の友情が成立する,しない,は昔から議論されてきました.
その問題は今,まさに私にとって重大な問題になっています.
悩んでいるのは私自身が成立しないと考えているけど,友情が成立した方が都合がいいと考えているからなのだと思います.
…とここまで書いて,今私がぶつかっている壁の本質はこれではないな,と気づいてしまいました.
成立しないと考えたいのは,今私自身が「好きだなぁ」と思う相手と笑っちゃうくらい仲がよくて,これが相手が友人としてではなく異性として好きであってくれたら嬉しいな,という感情から起因するもの.
あと,これから書く「成立する」と思うようになったこれまでの経験がもし「成立しない」なら私が単純にモテてモテて仕方がないからです.
人生クソだなと思う一方でやっぱり私だってモテたいし,恋人ができなかったことの引け目を感じたくないわけです.
ただ私は,誠に遺憾ながら成立すると考えています.
私自身,同世代の親戚には同性の子しかいなかったのですが,小さいころから異性の友人が多い友人が多く,それなりに関わる機会が多くありました(コミュ障陰キャなのでクラスカースト的にはたぶんめちゃめちゃ低かったけど).
中学生になって人間関係にめちゃめちゃ悩むようになりましたが,同性より異性の方が面倒くさい人間関係を無視してまっすぐ見てくれるので孤独を救われる場面も多くありました.
正直,同性よりすごく話しやすいと思っていた時期もありました.
同性の人間関係は時に難しいなと思うときがあります.
何か行動をするとき,同性同士でグループを組む,みたいな場面が多いから,一人きりにならないためには精一杯同性に気を配らなければいけないと思ってしまいます.
それと,異性相手なら価値観が違っていたとしても「まあ性別が違うから」という理屈でスルー出来るし,ある程度の寛容さがありますが,同性にはその理屈は使えない以上,直接人格レベルで合わないということになります.ずれていい価値観の幅がそれなりに狭く設定されている気がします.
だから私は,最初から性別という盾である程度距離を保つことのできる異性との人間関係の方が気が楽だな,と思っていましたし,今も実際思っています.
そんなこんなで比較的異性の友人(と呼べるレベルかは正直微妙)が多かったわけですが,一回も恋愛関係に発展したことはありませんでした.
大学に入学してからも同じで,そもそも大学自体男女比が狂っているので周りに異性が多かったのもありますが,これまでより一層深い付き合いになる友人が増えました.
二人で遊ぶこともあるし二人でご飯食べることも当たり前にしているわけですが,じゃあそんな雰囲気があるかと言われれば,友人以外の何物でもないわけです.
だからやっぱり,異性の友人という概念は存在するのだと思います.
冒頭で「存在しない方がいいと思っている」と述べましたが,私は,世界中の人間が「男女の間の友情が成立する」という考えになってくれれば,永遠に友達であってもいいと思っています.
でも,残念ながらそんなことはなく,男女が二人で遊べば恋愛関係を疑われるのが常なわけで,結婚している人と二人で遊べばいくら友情だと言い張っても浮気だ不倫だと言われるのです.
不倫と友情の判別方法が難しいし,どこからが浮気なのかわからない,のでそれは仕方がないのですが.
そんなこんなで「男女の間の友情が成立する党」に所属する私は,少し困っていることがあって,それは「友情と恋愛の違いがわからない」ということです.
キスしたいとか手をつなぎたいとか,そういう感情があればそれは恋だと言われたことがありますが,正直私は別にそうは思ったことがないし,いや,思うことはあるけどそれは少女漫画である程度洗脳された部分があるので,記号的な意味でそういう行動がしたいと思うにすぎなくて,本質的にそういうことがしたいとも特段思えないのです.
それは冒頭に書いた「好きだなぁ」と思う人に対する感情もそう.
「愛される」ということにあこがれて,「愛される」の象徴として「キスしたい」みたいな.
好きだなぁと思う人に好かれたい気持ちはあるけど,じゃあその好きはそれこそ永遠に男女の間の友情が成立するならそっちでもいい好きな気がしているのです.
そしてそういうことに関しては,別に「したくない」ではなく,むしろ反対で,性別はもはやどちらでもいいし,生理的に受け付けないみたいな相手じゃなければ本当に誰でも構わないな,と本気でそう思っています.
思いがけず生生しい話になってしまった.
ここを考え始めると,男女の間の~という楽しい話題ではなく,「私ってもしかして人間を道具としてしか見ていないのかな」みたいな考えに至るので(いま実際かんがえてしまっていた),一旦保留することにします.
相変わらずまとまりのない文だなぁ.後で清書しよ.
恋愛感情皆無な私は顔さえよければアイドルが天職だったんじゃないかしら.